NPO法人多様な学びプロジェクトが、2023年度に行った「不登校のこどもの育ちと学びを支える当事者実態ニーズ全国調査」があります。ホープ&ライフでも、調査(WEB上でのアンケート)の協力をお願いしましたが、不登校のこども、保護者、不登校経験者の3者合計2,812人から回答を得たということで、先週、その一部報告がなされました。全体の報告は今年度末の予定ということです。
報告は、【シンポジウム】不登校当事者の実態とニーズを把握し官民共創でつくる効果的な施策とは2「先進自治体実践編」という形で、オンラインでなされましたが、その中でわかりやすい報告がありましたので、ご紹介します。
NPO法人多様な学びプロジェクト 代表理事の生駒知里さんの資料、
すべてのこどもが自分らしく育つ社会の実現に向けて~2024年度調査から見えること~(PDF 5.8MB)
を見ると、保護者への調査の中で、お子さんが悪い変化をしたきっかけで一番多いものは、保護者自身による登校強制・登校刺激であり、次に、学校(先生)による登校強制・登校刺激となっています。
一方、子どもへの調査の中で、学校に行きづらかったり、行っていない時に嫌だった対応は、登校強制・刺激と望まない干渉・接触となっています。
これらのことは、私たちの親の会ではすでに把握していましたが、この調査によっても裏付けられたと言ってよいと思います。
これ以外にも、子どもたちの様子が良い変化をした対応や、子どもたち自身がうれしかったことなどが報告されていますので、ぜひご覧ください。
このシンポジウムについては、以下のページで紹介されています。文科省の方の他、さまざまな方々が登壇されましたので、ご興味のある方は参考になさってください。
なお、後日、シンポジウム全体の録画記録は一般公開される予定となっていますので、またお知らせ致します。