ホープ&ライフ参加の感想と最近思う不登校児の罪悪感について

昨年の11月から参加している中3男子の母Marleneです。中1の終わりから不登校気味となり、中2の夏休み明けからほぼ完全な不登校になっています。私自身もストレスを感じるようになり、ネット検索からH&Lに辿り着きました。月例会で自分の悩みや疑問を吐き出したことで、息子や息子との関係について、一歩引いて見れるようなったと思います。子供が不登校だと、親の考え方も内側に向かい、行動も狭まりがちですが、家庭外の人と経験を共有することは癒しや支えになると思います。

私自身は学生時代から周りに過剰適応してきた人間なので、学校に行きたくない息子の気持ちを理解することがなかなかできませんでした。今もまだ完全には理解していませんが、学校へ行くことが絶対と考える必要はないと思うようになりました。こう考えれるようになったのはH&Lへの参加が大きかったと思います。

5月の月例会でも話題に出ましたが、学校に行けないことへの子供の強い罪悪感を軽減、解消できないかを最近よく考えています。登校しないこと自体を問題視せず、また、登校を第一目標にせずに、息子が安心できる環境を整え、一歩でも踏みだせるよう支えるには?靴は足の大きさに合ったものを選ぶのが普通で、靴の大きさに合うように痛みをこらえて無理やり履いたり、足を切って履いたりしません。学び方も、自分に合ったタイミングで、自分に合ったものを選べるようにしてあげたい、社会もそうした選択肢が許される社会であってほしい、選択肢を準備できる社会であってほしいと思うようになりました。

今回、コロナによる非常事態宣言で、全ての生徒が学校に通えない事態に直面しました。ネットによる遠隔授業ができたのは一部にとどまり、日本の学校制度が今も登校による集団授業という形態に固定されていることが浮き彫りになったと思います。やや極端な言い方ですが、コロナで無差別に全ての生徒が不登校を強制されることとなり、登校できない状況でどのように学びの機会をつくるかが問題になりました。ここには、不登校の子供への対応を考える際の大きな示唆があるように思います。不登校に至った理由は様々だと思いますが、制度はもちろん本人や家族の意識も登校の呪縛から逃れる方向に向かえば、少し先が見えてくるのでは、と思います。

Marlene

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