5月のミニ講演アンケートより
5月のオンライン例会で行われた加嶋文哉さん(不登校を考える親の会星の会代表)のミニ講演のアンケートから、一部を掲載いたします。個人的な事柄は参加者の許可を得て編集してあります。
去年からコロナ禍のため、講演会等を実施できずにいましたが、アンケートからも改めてこのような外部講師による学びの必要性を感じました。
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・親や社会からは「ひきこもり」に見えたが、子どもが「僕の時間」として自分のための時間を過ごしていただけ、という事実は参考になりました。
・親である私が楽になるよう早い解決を見つけたいと、もがいていました。先日、子どもに話をしてみて、改めて子どもの人生を子どもが自分でなんとかしようとしているとわかりました。私にできることはないと言われました。そこから気持ちが楽になりましたが、今日のお話で納得できました。
・ミニ講演での言葉がすーっと心に入ってきました。すごく不思議と。今これでいいのか?どうしたらよいのか?悩みながら頑張ってみたり、疲れてみたり、自分でも何が何だかわからなくなっていたので、わからなくていいし、やってみて失敗してみたらよい、と思えてまず自分が楽になりました。
・失敗を恐れずにやるという言葉が刺さりました。先走って色々と考えてしまい、提案してこなかったので、自分が納得して取り組めることは提案してみようと思いました。
・子どもに自分が向き合える時は向き合うけど、無理だと感じた時は我慢せずに拒否をする。これも「自分を大事にする」事だなと思いました。
・子どもの理解、親自身の理解に繋がりました。世間の常識を越えるお話を聞く事ができ、強くしなやかに生きていくヒントを沢山頂きました。お話して頂いた先生、企画して下さった方ありがとうございます。感想や質問からも学びがありました。一緒に参加してくださった方も、ありがとうございます。
・ご自身の体験談を踏まえてのご説明は、とても分かりやすく自分の今までの行動の整理ができ、これからの行動の励みになるように思いました。
・子どもが学校のテストを受けられないかもしれないと苦しむ姿を見て、つらければ受けなくてもいいと伝えたばかりでしたが、それは親の考えであって寄り添っていなかったのかもしれないと思いました。不登校に苦しむ当人の気持ちを知ることができ、とても参考になりました。もっとお話をお聞きしたいと思いました。最後の詩は涙がとまりませんでした。
・ご自身のお子さんとの実体験にもとづいた真摯なお話から、自分が子どもと接する基本的な態度を学ぶことができたように思います。子どもが不登校になった当初、本や、専門家といわれる人に「解決法」を求めていました。それが、不登校を「直す」ことだけに焦点を当てるもので、子どもの悩みに寄り添うことはなおざりにしていたことに気づくようになりました。子どものことを一番わかっているのは親のはずで、教えてもらうものではない。子どもの幸せは一般的なルートに乗ることではなく、子ども自身が生き方を見つけること、親はその手助けをすることだということを、今回のお話を聞いて改めて思いました。幸せの形はそれぞれで、一般的な幸せを求めるのではなく、自分たちの幸せを求めていくのが大事だということを教えてもらったように思います。そして、今を認め大事にすること。将来を考えることは、今を否定することではないということも。親自身の弱さを自覚しながら歩むということで、少し不安が和らいだように思います。
・心を、声を聴く、どうすることもできないから苦しい、とても共感しましたし、不登校の子どもにこんなふうにやさしく接することができるのかと驚きました。先生のお話に共感しつつ、子どものことを理解するために、自分がこれまで生きて培ってきた常識を解体しないといけないのか、と気が遠くなったのも正直な気持ちです。「人生に困難のない道などどこにもない」というのが子どもではなくて、わたし自身にとても響きました。